工場建設計画~地盤調査~
先日工場新築計画の予定地において、地盤調査を行ってまいりました。建物の構造設計する上で基礎が最も大事となってきます。建物が耐震の造りで建てられても地盤の状態が悪く、基礎が対応されていなければ意味がありません。
また、地盤の様子に依っては基礎工事の施工費がおおきく変わってくるため、その基礎の工法やサイズなどを検討するに際して、早目に地盤調査を行い土地の状況を構造設計士に伝えることが必要となってきます。敷地内に建設予定建物の位置出しを行い、腰丈まで成長した草を刈り、建物四隅に仮の木杭をうちそれらの対角を結んだ建物の中心にも木杭を打ち、合計5カ所において地盤調査を行いました。
幸いなことに地盤調査の結果は良好でしたが、地域が液状化の恐れのある地域に当たる為、その辺を含め今後構造設計士と基礎の打合せをしていく事となりそうです。
以前ある住宅の現場で、隣家の方から「随分しっかりした基礎ですねぇ」と言われ地盤調査の結果をお伝えしたところ、「うちを作った時そんなの見てないけど」と不安そうなお顔をされていました。最近の住宅でしたら恐らく調査をしてるかと思いますが、内容の説明がされていないと余計な心配をお掛けする事となりますので、施主様への説明は重要だと思います。