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父との思い出

ようやく日中の暖かさが日毎増していき、プロ野球もオープン戦が始まりました。

実は大工をしていた父は、日曜も仕事に出る事も多く、父と二人きりで出掛けた記憶は余りありません。そんな中最も記憶に残るものとして、40年ほど前のプロ野球観戦があります。西武ライオンズと名称が変更して間もない所沢球場へ「西武-日本ハム」戦を観に行きました。球場前の駅を降りると目の前に広がる大きな球場(当時は屋根がありませんでした)。父も私も野球好きでしたのでワクワクしつつ入場しました。

  

西武では、後にこの年引退となる野村選手や、4番を打つ田淵選手、松沼兄弟、日ハムでは私が好きだった4番の柏原純一選手やソレイタ選手、木田投手など、テレビで見る選手を生で見れる感動と、応援の凄さに圧倒され、正に夢心地だった様に思います。帰宅してもボーっとお土産に買った記念のグッズを眺めていました。

その後、それをきっかけにか父から誘いを受け、何度か一緒に緑ヶ丘球場へ高校野球を応援に行くようになりましたが、父と二人で出掛けるのは常に野球の時だった様に思います。

休みの日はキャッチボールの相手をしてくれたり、仕事が終わり暗くなり疲れて帰宅してからも、工事用のライトをつけて夕飯まで野球の相手をしてくれた父。

父との思い出にはいつも野球がありました。コロナの影響で昨年・一昨年と観客の入場制限や無観客の試合が続きますが、早くコロナが終息し多くの人々の思い出に残る試合が見れる日が訪れるのを願っています。

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