富士山のユネスコ世界文化遺産登録からちょうど十年となった今年。世界に認められた理由は「信仰の対象であり、芸術の源泉である」。山梨県民・静岡県民そして日本中の人が、この山に込める思いが世界に伝わった記念日だと思います。その富士山も山梨・静岡側共に山開きが行われ、多くの観光・登山客で賑わっています。

　さて皆様の中で富士山に登頂された方はいらっしゃいますか？コロナの影響も減った今年は、例年以上の多くの登山者が見込まれ、山小屋は予約で既にいっぱいとなっているとか。私の妹夫婦は30代の頃に登ってみましたが、あと一歩のところで高山病にかかり無理をせず断念しました。山小屋の利用が難しく弾丸登山を予定している方も多いそうですが、自分の体力を過信せず。無理のない登山計画を行って下さい。

　私にも若い頃に登山好きな叔父に誘われ、一度だけ富士山登山を考えた事がありましたが、その時は就職直後でもありドタバタしており、折角の誘いを遠慮させていただきました。昔東京の学校に行っていたときは、友人たちから山梨や静岡の人は富士山へ登山した事あるんだろ？と聞かれたものですが、意外と県外から登山に訪れる人の方が多く。富士山は登る物ではなく見る物と思っていました。「富士山(ふるさと)は遠きにありて思ふもの」えっ？意味が違う。汗

今では小さな段差にもつまずきコロコロと転がってしまう私ですが、歳をとってから判る富士山の魅力、ご来光への憧れなどもあり、若く元気なうちに一度はチャレンジしておきたかったな。とも思う今日この頃です。