『管理不全空き家』固定資産税が数倍に?
先日、空家に関する特別措置法が参院で可決、成立しました。
『山梨県は空家率21.3%』と全国一の高い空家率となっており、私たち県民にとって大変身近な問題に関する法律ですが、
対策を講じられている方は少ないようです。
私の親戚の中にも、歳を召されて高齢となり、息子様の家で同居生活を始めた方がおりますが、元々住んでいた家は空き家状態で物置の様な使われ方をしております。
聞けば「やっぱり思い入れがあるので解体はしたくない」
「築年数は経っているけどまだまだすめるのでもったいない」
「いつか孫が住むかもしれないのでその時まで土地は残したい」など、
利用はしないが残しておきたいという思いはある様で、同様の思いを持っている方は多いのでは?と感じました。
弊社では市の空家バンクに御協力させて頂いたり、古民家の再生や経年劣化による建物のリフォームなど、空家の有効利用に努めて参りましたが、なかなか空家の有効利用は進まないもの。
そんな中、管理されていない空家について固定資産税の軽減がされない事が盛り込まれた特別措置法が施行されようとしています。
これまでの税の負担額が土地・建物の条件によっては、数倍に膨らんでしまう事となります。
弊社でもより一層の対策にと『一級空き家管理士』による放置空家の管理の為の 『家守りサービス』 を率先して進めていく事と致しました。実際に現地に伺い、空き家の内外の巡回管理を行い、適正に空き家の管理・メンテナンスを行うサービスです。
建物を相続で受けたが、遠方にあり管理できない、多忙な為行く事もままならないなど、何をしたらよいか分からない、といった初歩的なことでもよいので、まずは専門家に相談して情報収集をしてみてはいかがでしょうか。